【衛生管理者資格を攻略】呼吸器系の解説+過去問〜勉強支援〜

衛生管理者資格、呼吸器について解説 衛生管理者

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疑問くん
疑問くん

呼吸器系は何を覚えたらいい?過去問は?

☑今回はこんな疑問に答えていきます。

💡本記事の内容

①呼吸器系の構造と機能

②呼吸のメカニズム

③呼吸運動とその調節

④肺活量と肺の働き

➡項目ごとに解説していきますね。

呼吸器系の構造と機能

呼吸器系の構造と機能、解説

☑呼吸器系の構造と機能は下記を覚えましょう。

・構造:気道と肺に分かれる

・メカニズム:外呼吸(肺呼吸)内呼吸(組織呼吸)に分かれる

 

気道

💡気道は、口や鼻から取り入れた空気をは今で送る空気の通り道です。

☑気道の構造は下記を覚えましょう。(鼻から入る空気が通る順番)

①鼻腔

②咽頭

③喉頭

④気管

⑤気管支

 

💡下記は用語解説です。

鼻の穴から奥に入った鼻孔から咽頭までの空間。粘膜で覆われている。吸入した空気に湿気を与えたり、吸入した空気中の異物を鼻毛で除去したりする。

咽頭は、上は鼻孔、前は喉頭、下は食道と喉頭に挟まれた部分、口を開けたときに見えるのどの奥の壁。

呼吸器系の構造を解説

☑体内に空気が入るまでの流れ

口➡咽頭(ここでは食物も通過)➡気管➡気管支➡左右の肺➡肺胞

 

💡下記は用語解説です。

肺は無数の肺胞から成っている。肺胞とは、血液、ガスの交換の場。肺胞の表面積は約100m2にも達します。

呼吸のメカニズム

呼吸のメカニズムを解説

☑呼吸のメカニズムは下記を覚えましょう。

外呼吸空気中の酸素と毛細血管中の血液中の二酸化炭素を交換

➡酸素を取り入れた血液は、ヘモグロビンと結合し酸素を運搬

➡この血液が心臓から拍出され、酸素が全身に送られる

内呼吸:各組織では送られてきた酸素を取り入れる

➡各組織の二酸化炭素は血液に取り込まれる

 

てつや
てつや

外呼吸と内呼吸は血液の循環を通してつながっています。

 

呼吸運動とその調節

☑呼吸運動とその調節については下記を覚えましょう。

肺には運動機能がない

呼吸運動は胸の呼吸筋と横隔膜の協調運動によって行われる

 

呼吸運動

☑呼吸運動の流れは下記を参照。

息を吸う(吸気):呼吸筋や横隔膜によって胸郭内容積が増加➡胸腔が広がる➡内圧が低下➡気道から肺の中に空気が入る

息を吐く(呼気):呼吸筋や横隔膜によって胸郭内容積が減少➡胸腔が狭まる➡内圧が上昇➡肺の中から空気が押し出される。

💡この複雑な呼吸運動は延髄が調整している。

 

運動時の呼吸器

☑激しい運動をした場合。

・全身の代謝が促進される➡酸素の消費量が増加➡二酸化炭素が組織で生成される➡血液中の二酸化炭素が増加➡血液のpHが低下(酸性化)➡延髄の呼吸中枢が刺激される➡呼吸数が増加➡Phが上昇する

溶液中の水素イオン濃度のこと。酸性、アルカリ性の指標。pH7が中性。pH<7(未満)は酸性。pH>7(以上)はアルカリ性を示す。

 

てつや
てつや

通常の呼吸数は1分間に16〜20回(平均18回)程度だが、食事、入浴、発熱、運動などで増加します。

 

肺活量と肺の働き

☑肺活量と肺の働きでは下記2点を解説します

①肺活量について

②肺機能検査について

肺活量

☑息を最大限吸い込んだ後に、息をできるだけ吐いた最大呼気を行った時の空気の量のことを肺活量といいます。一般的に男性の方が多く、高身長の方が多いです。

てつや
てつや

肺活量が多いということは肺でのガス交換面積が広いということです。激しい肉体労働やスポーツをするのに有利といえます。

 

肺機能検査

☑肺活量の検査だけでは、肺機能の検査としては不十分です。

⇩肺機能検査については下記を覚えましょう。

・普通に息をしている時の呼吸を平常呼吸という

・平常呼吸時の1回の呼吸の空気量のことを1回換気量という

・1回換気量は約400〜500m㍑

・平常吸気量から最大吸気に至るまでの量を予備吸気量という

・1回換気量と予備吸気量を差し引いた量を予備呼気量という

 

💡下記式を覚えておきましょう。

肺活量=1回換気量+予備吸気量+予備呼気量

 

てつや
てつや

最大呼出の状態でも、気道や肺内に空気は残っており、これを残気量という。残気量と肺活量を足したものを全肺気量になります。

 

呼吸器の過去問

1.呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか?

①成人の呼吸数は一般に1分間に16〜20回であり、入浴や発熱、食事によってその数は減少する

②呼吸により血液中に取り込まれた酸素は、白血球中のヘモグロビンと結合して全身の組織に運ばれる

③血液中に二酸化炭素が増加してくると、呼吸中枢が抑制されて呼吸数が減少するため、pHは上昇する

④肺活量が多い人は、肺におけるガス交換面積が広く、一般に激しい肉体労働をするのに有利である

⑤胸郭内容積が増すと、その内圧が高くなるため、肺はその弾性により収縮する。

答えは④

➡肺活量が多いということは、肺でのガス交換面積が広いということであり、ガス交換が効率よく行われるため激しい肉体労働をするのに有利となる。

  

2.呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか?

①呼吸運動は、主として呼吸筋と横隔膜の協調運動によって行われる

②胸郭内容積が増し、その内圧が低くなるにつれ、鼻腔や気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である

③肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われる酸素と二酸化炭素のガス交換を内呼吸という

④血液中の二酸化炭素濃度が上昇すると、呼吸中枢が刺激され、肺でのガス交換量が多くなる

⑤呼吸中枢は延髄にあり、ここからの刺激によって呼吸に関与する筋肉は支配されている

答えは③

➡肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液の間で行われる酸素と二酸化炭素のガス交換は、外呼吸である。

 

 

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コメント

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